イノベーション

データセンターにおいて面密度が重要である理由

大容量と持続可能性の未来は今、ここにあります。

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世界がデータを保管する能力よりもさらに速く、データは増え続けています。

2024年から2025年にかけて、30ゼタバイトのデータが生成されます。

さらに、製造されるのはわずか2ゼタバイトのストレージ容量だけです。

これは一大事です。この15倍のギャップ1は、より多くのストレージを求める巨大なニーズを示しています。AIの製品化に伴いデータが爆発的に増加し続ける中、エンタープライズ・データセンターは限られたスペース、電力、予算の中で持続可能な拡張方法を見つけなければなりません。

ディスクのさらなる追加は、最も効率的な方法ではないのです。

とは言っても、ほとんどのメーカーがハードディスク・ドライブの容量を増やして、この程度です。

しかし、データの向かう先が完全な過負荷である以上、このアプローチは将来も持続可能なものとはなりません。

  • ハードディスク・ドライブ内の各ディスクは、再生できない資源を含む、多くの材料を必要とします。ディスクが追加されるほど、構築(および購入)にコストがかかり、地球の資源を消費します。
  • また、各追加ディスクは、電力消費を最大12.5%²増加させます。データセンター規模で見ると、電力だけで莫大なコストがかかることになります。
  • より多くのディスクを含むドライバーは、より多くのラックスペースを必要とします。さらに規模が大きくなると、必要な床面積に多大なる影響を及ぼします。

面密度の向上、これが答えです。

本質的に、これは各ディスクが保持できるデータ容量を増やすことを意味します。

10ディスクのハードディスク・ドライブがあり、各ディスクが3TBのデータを保持できるとしましょう。このドライブでは、合計で30TBのデータを保管できます。

次に、全く同じドライブですが、各ディスクの容量が3TBではなく、4TBだとします。容量を10TB増やすことができ、追加のディスクは必要ありません。

これが、面密度のマジックです。

ディスクが少ないということは、材料も電力も少なくて済むということです。

容量
16
20
24
30
最適化

コスト削減

省電力

ディスク削減

面密度
Image 1

Image 2

面密度の影響力は、規模が大きくなると計り知れません。

大容量ストレージを提供することに加えて、超高面密度のハードディスク・ドライブにより、データセンターでは以下のことが可能になります。

  • フットプリントを増やすことなくストレージ容量を2倍に
  • 消費電力40%カット³
  • 消費するスペース、電力、および天然資源を削減することにより、持続可能目標を達成
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Seagateは道を切り開きます。

世界のハードディスク・ドライブメーカーの面密度ではディスクあたり3TBの容量なので、近い将来にディスクあたり5TBの容量を実現するSeagateは、ストレージ革命の先頭に立っています。これは、Mozaic 3+から始まります。

Exos Mozaic 3+™

飛躍的な進歩を遂げた実証済みの面密度は、Exos® Mozaic 3+™の大容量ハードディスク・ドライブに実装されています。高効率、持続可能なデータストレージを可能にするMozaic 3+™を搭載したExosは、ディスクあたり3TBの面密度を開放し、省スペースで大幅なコスト削減を実現しながら、これまで以上のエクサバイトのデータを保管可能にするパワフルなプラットフォームです。

  1. IDC Storagesphere.2024年対2025年インストールベース、IDC Datasphere、2024 年対 2025 年新規発生データ増分。

  2. Exos X24、最大動作時、ランダム読み込み/書き込み 4K/16Qとする。

  3. キロワット時あたり13セントとする。