映画、テレビ番組、配給に携わる世界的企業のケーススタディ
撮影現場であれポストプロダクションの工程であれ、マルチカメラ映像の統合やトランスコード、転送を合理的かつ経済的に行えることは、メディア関連企業が業界で成功を収めるのに不可欠です。Seagate Lyve™は、ハリウッドを拠点とするメディア企業のテレビ部門でメディア業務の刷新とコスト最適化に利用された実績のある、コラボレーション作業に適したストレージおよびデータ転送のサービスです。
29 4月, 2024
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映画やテレビ番組の制作、配給会社として世界的な存在であるこの企業の中核をなしているのが、あらゆるメディア・プラットフォームに展開している最先端のテレビ番組の開発です。同社の制作チームはこの3年間でストリーミング・コンテンツの需要が急激に増加したことを受け、時代の流れについていくにはアウトプットを増やし、スケジュールを短縮する必要があるという結論に至りました。
メディア制作の環境が発展するにつれて、サイロ化したワークフローや予算あるいは時間的な制約が最大の課題となりました。映画やテレビ制作を手がける世界的な企業である同社では、多くのプロジェクトで日々撮影される制作中のマルチカメラ映像を担当チームがキャプチャし、一つにまとめ、転送できるように業務を刷新する必要がありました。それも制作のスケジュールを短縮し、ストレージへの投資を抑えるという目標も両立させなければなりませんでした。
この企業では、メディア管理者にとって従来のワークフローが、マルチカメラ映像をすばやく効果的に管理、転送、編集、処理するにあたっての長年の課題になっていました。カメラの画質が向上し、データセットが増え、放映までの猶予が短縮され、業界の予算が縮小するなど、環境が変化するにつれて至った結論が、メディアの扱い方を見直す必要があるというものでした。
この企業では、2つの面からメディア管理の課題に取り組む必要があることを認識していました。撮影現場のデジタル・イメージ技術者 (DIT) が複数の撮影現場で高度化し続ける要件に対応するには、パフォーマンスに優れ、持ち運びが容易で、しかもコストを抑えたメディア・ストレージ・ソリューションが必要なのは明らかでした。
また、新しいアプローチでは遠隔地の撮影現場から米国やカナダにあるメディア・スタジオへの物理的な輸送をシンプルにし、しかも時間を短縮する必要があることも想定されました。このメディア・スタジオは、ファイルのダウンロード、複製、ポストプロダクション・スタジオへの移送、マルチクラウドへのアーカイブ処理を行う場所です。さらには費用対効果に優れ、安全であるのと同じくらい効率的であることもソリューションの要件でした。
2022年、Seagateはこの企業からメディア管理を両面から再構築するのを支援してほしいという打診を受けました。撮影現場で使用するカメラのメモリ・カードの統合とバックアップ・ワークフローへの対応として、同社は超高速のファイル・コピーにより現場での作業時間の節約効果が見込める機器を導入しました。それが、プラグアンドプレイの直接接続型ストレージ (DAS) デバイスであるSeagateの92TB SSD Lyve Mobile Array 4台と、46TB SSD Lyve Mobile Array 2台です。Lyve Mobile Arrayは最大2.2GB/秒の転送速度をサポートするThunderbolt™規格でのデイジーチェーン接続が可能なため、同社のDITはカメラのメモリ・カードからファイルを取り込む際に1台のノートPCから2つのコピーを作成することができ、メディアの安全を確保しつつ高い費用対効果を実現できました。
ワークフローの最新の進化が生まれたきっかけは、南米で同時に撮影された2つのシリーズを米国とカナダにあるメディア企業のポストプロダクション・スタジオに毎日転送しなければならないことが、トランスコードの編集者が作業に着手する上でのボトルネックになったことでした。Seagateは自社のクラウド・インポート・サービスを利用して、Lyve Mobile Rackmount ReceiverとMobile Linkアクセサリーを使ったホットスポット・インジェスト・ステーションを構築し、撮影現場に近い環境で毎日撮影するカメラ映像を引き渡せるようにしました。この環境のおかげでデータ管理者は撮影現場から直接Lyve Cloudにアップロードするというラウンドロビン方式でメディアを輸送できるようになりました。Lyve Cloudは、マルチクラウド環境で連携するシンプルで信頼性の高い、効率的なS3オブジェクト・ストレージ・ソリューションです。この方法はカナダとハリウッドに迅速にデータを届ける(両チームは撮影から24時間以内に映像を見ていた)だけでなく、毎日の撮影データを収めたメディアの3つ目のコピーをデフォルトで提供するものでした。このようなコピーの冗長性は、どのようなデータ管理者のワークフローにおいても必須のものです。
さらにハリウッド・チームの方には新しいLyve Mobile Arrayへのダウンロードも提供し、ストレージ・アプライアンスを直接スタジオに届けました。映画、テレビ制作会社のオフィス環境における帯域幅は、Lyve Cloudから直接データをダウンロードするには不足していたため、Seagateは毎日撮影した映像を南米からアップロードして別のローカル・デバイスに送る方法で、24時間のローテーション期間内にすべてのメディアを配送することができました。
最終的にこの企業では、18日間と23日間それぞれの撮影期間を通じて1日あたり18~24TBのメディアをアップロード、ダウンロードおよび転送し、撮影からポストプロダクションに入るまでの時間の短縮と、撮影からアーカイブ作業に移るまでのメディア移動の総コストを削減することができました。この効率化によって、同社の制作チームは並行作業ができるようになり、それまでは細分化されて連携の取れない作業だったワークフロー全体が、シンプルで費用対効果の高いプロセスに変わりました。
Seagate Lyveを利用することで、メディア管理にコストをかけることなく、多くのメディアを配送するのに必要なあらゆるツールを提供し、スケジュールの短縮と労働力の削減を両立させることができたのです。
ストリーミング・コンテンツの需要が増加し続ける中、期限と予算の範囲内でプロジェクトを完了できる費用対効果の高い安全なソリューションを見つけることが、スタジオにとって非常に重要になっています。ハリウッドに拠点を置く世界的な映画、テレビ番組の制作配給会社とSeagate Lyveのパートナーシップの成功は、撮影現場におけるメディア統合とポストプロダクション・スタジオ、アーカイブ・スタジオおよびクラウドへの物理的なメディア移送を実現するシンプルかつ効率的なメディア管理ソリューションに、導入するだけの価値があることを証明するものと言えます。
この企業ではSeagate Lyveとパートナーを組むことで、旧来のワークフローにおける制約から解き放たれ、撮影現場でのカメラのメモリ・カードの統合を加速させて、驚異的な速さでメディアをポストプロダクション・スタジオに届け、アーカイブできるようになりました。これにより不必要なステップがなくなってスケジュールが短縮され、コストを節約しつつデータ・セキュリティを向上させることができました。
Seagate Lyveの製品ラインナップはネットワークとスタジオの強い味方であり、ポストプロダクションのワークフローにおけるあらゆるニーズに対応できます。会社が違えばワークフローも違いますが、Seagateは幅広い要件に応えるソリューションを用意しています。
当社のストレージ専門家が、データ関連の問題解決に役立つソリューション選びをお手伝いいたします。
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