記録密度向上がもたらす大きな変化
持続可能性と大容量ストレージの未来は、今ここにあります。
その結果、持続可能な大容量ストレージを実現するうえで、記録密度の革新がこれまで以上に重要となります。
ハードディスク・ドライブの記録密度の進歩は、従来1平方インチあたりのテラバイト (TB/in²) で測定されてきましたが、ディスクあたりのテラバイト(TB/ディスク。回転するプラッタ1枚に保存されるデータ量)で測定することで、より直感的に理解できるようになります。
記録密度の進歩は、物理的な空間内でデータをどれだけ効率的に保存できるかに直接影響します。スペースにコストがかかるデータ・センターのような大規模なインフラストラクチャ環境では、ストレージ密度の向上により、スケーリング時に効率面で大きな利点が得られます。これは、利用可能な最も高いハードディスク・ドライブ容量ポイントを継続的に採用しているハイパースケール・クラウド・サービス・プロバイダが展開している戦略です。
PMRでは、データ・ビットの向きを水平から垂直に変え、ビット間の磁気干渉を減らします。これにより、データの安定性と密度が高まりました。
PMR技術では、プラッタあたりの記録密度が3TBで限界に達したため、新たな方法で記録密度を高める必要がありました。Seagateのエンジニアによって開発され、2024年1月に発表されたMozaic™プラットフォームは、熱補助型磁気記録 (HAMR) 技術の世界初の実装であり、これまでにない記録密度を実現しています。
HAMRでは、高保磁力メディアと局所的なプラズモニック加熱を利用して、高精度の安定した書込みを原子スケールで実現しています。また、記録密度を前例のないレベルにまで引き上げると共に、業界標準の3.5インチ・フォーム・ファクタを維持しています。
これは、プラッタ・データあたりの密度を高め、ドライブ・スロットあたりのストレージ容量を増やすことで実現しています。これにより、消費電力および持続可能性の目標達成に支障をきたすことなく、データ・センターの使用率を向上させることができます。
また、プラッタあたりの密度が高いため、物理的なインフラストラクチャを拡張せずに大容量を実現し、不動産コストを削減できます。
プラッタあたりの密度が高いストレージを使用すると、新しいスケールアウトやマネージド・フリートに対する不動産のROIが向上します。たとえば、プラッタあたりの密度がTBから4TBに増えることで、12TBドライブと同じフォーム・ファクタで44TBの容量を確保できます¹。
Seagate Exos® 40TBなどの記録密度の高いドライブでは、一般的な20TB Exosドライブに比べて、テラバイトあたりの電力効率が2倍以上になります。
記録密度におけるSeagateのリーダーシップにより、データ・センターでは、こうした拡張上の利点をより多く得られます。また、ハードディスク・ドライブ・ポートフォリオ全体で、TBあたりの部品表 (BOM) コストが削減されるため、さまざまな市場やアプリケーションでその利点を享受できます。
PMR
10プラッタ
HAMR
10プラッタ
TBあたりのコスト節約率
TBあたりのエンボディド・カーボン削減率
TBあたりの運用時の炭素と消費電力の削減率
今後数年間でプラッタあたり5TB超を実現するというSeagateのロードマップは、データ規模の容易な拡大と持続可能性の確保を共に可能にします。
記録密度が向上すると、ドライブ数が減り、データ・センターの二酸化炭素排出量も最適化されるため、二酸化炭素排出量を削減できます。Seagate の Mozaic搭載ドライブでは、導入あたりのドライブ数が少ないため、1TBあたりの二酸化炭素排出量が30%以上削減されます²。
飛躍的な進歩を遂げた実証済みの記録密度がここにあります。きわめて効率的で持続可能なデータ・ストレージを実現するExos大容量ハードディスク・ドライブに、Mozaic +が搭載されました。Mozaic 4+は、ディスクあたり3TBの記録密度を実現する強力なプラットフォームであり、これまでと同じスペースにより多くのエクサバイト規模データを保存して、コストを大幅に削減できます。
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