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簡素化されたストレージによって建設コンサルティング会社が時間と費用を節約。
建設コンサルティング会社のHRSは、新しいITソリューションや自社開発ツールとシステムの開発に着手し、パフォーマンスやセキュリティに妥協のないストレージ・ソリューションを必要としていました。Seagate® Exos™ストレージ・システムによって、シンプルな統合、優れたスピード、生産性の向上、自然災害発生時の保護を実現しました。
Exos X 2U12 RAIDシステムとExos E 2U12のペタバイト・クラスのJBODによって、増加するデータの要求への対応に必要な容量を実現しました。
Exosシステムでは、わずかな調整だけで、理論値の10Gbpsを上回るシーケンシャル読取り/書込み速度を達成し、効率性を確保できます。
これまでより多くのデータを収集しているにもかかわらず、Exosシステムではストレージ管理コストが40%低減されました。
古いNASサーバーと6台のタワー型サーバーを排除したことで、HRSはパフォーマンスの向上とネットワークの設計の容易化を両立させることができました。
HRSは、道路、橋梁、トンネルの建設と安全に焦点を当てているエンジニアリング・コンサルティング会社です。地域社会を守り、生活を豊かにすることをミッションとしている同社は、調査、構造物および付随品検査、情報処理、データ分析、その他の情報システムの提案と提供などのサービスを提供しています。最新の安全技術を変革するために、ストレージ・ソリューションを見直す必要がありました。
HRSは、コストの削減と運用の高速化のために、オープンソース・ソフトウェアを開発しました。また、オンプレミス・ソリューションを使用して、顧客が内部ストレージ・サービスへアクセスできるようにしました。
外注は高額な費用がかかり、ベンダーのロックインのリスクも高かったため、HRSは小規模のツールとシステムを自社開発しました。しかし、データ収集のトレンドを受けて拡張した結果、さまざまなシステムが混在するようになり、ストレージ管理とユーザー・エクスペリエンスは複雑化しました。ストレージの追加のような操作にも多くの時間を要するようになり、従業員の生産性に悪影響が及びました。
HRSは、データのニーズが高まっても、ソリューションの高い効率性を確実に維持したいと考えました。「人を待たせるシステムを使用していては効率性は改善できません。そこで、ネットワーク・システムとともにストレージ・システムをアップグレードする時期だろうと判断したのです」と鈴木氏は述べています。
鈴木氏は、経験からして、すべてのデータ保存をクラウドだけに頼るのはリスクが高いと分かっていました。地震などの深刻な自然災害が起きれば、組織の運営に必要な重要なデータへのアクセスが遮断されてしまいます。そうなればチームは、こうした災害時にデータを最も必要とするタイミングで、緊急のニーズに対応できなくなってしまいます。
HRSは、SeagateのExos X 2U12 RAIDストレージ・システムと、ペタバイト・クラスのエンクロージャExos E 2U12を導入しました。鈴木氏がExos製品を選定したのにはいくつか理由があります。まず、優れたスピード、コストパフォーマンス、現在のシステムとの統合のしやすさです。また、SeagateのADAPT機能によって迅速な再構築が可能になるため、HRSのシステムでは、地震が発生しても既定の耐障害性レベルで稼働を継続できるようになります。
「建設コンサルタント事業を展開している私たちは、災害発生時にも業務を継続できなければなりません。Seagateのストレージが災害発生時にも再構築して稼働を継続できることは、非常に魅力的でした」と鈴木氏は述べています。
新しいストレージ・ソリューションにより、HRSは古くなったハードウェアを処分し、物理サーバーを集約することで、パフォーマンスとコストを改善できました。さらに、ストレージ・アーキテクチャのシンプル化によって、心理的な負担も軽減されたほか、ネットワーク設計や問題の切り離しが容易になりました。このソリューションによって、HRSで次のことが可能になりました:
2拠点に216TBの2つのアレイと2つのユニットを設置する。
わずかな調整だけで、理論値の10Gbpsを上回るシーケンシャル読取り/書込み速度を達成する。
ストレージ管理のコストを40%低減する。
古いNASを処分し、6台のタワー型サーバーを排除する。
当社のストレージ専門家が、データ関連の問題解決に役立つソリューション選びをお手伝いします。