Backup Plus Fastドライブが高性能を実現します。実際のパフォーマンスはさまざまな要因によって異なります。Backup Plus Fastドライブとのデータ転送速度は元のドライブ、転送インターフェイスおよびマザーボード・コントローラの能力と同等の高速性に限られます。
ファイル転送における他のドライブの機能
内蔵ドライブから転送する場合は、そのドライブの速度を超えた転送は出来ません。コンピュータ内部の標準ドライブからBackup Plus Fastへデータを転送する場合、転送速度とアクセス時間は内蔵ドライブの最高性能に制限されます。
最高のシナリオとは、SSD起動ドライブからFastドライブ、あるいはFastドライブから他のドライブなどのように、他のSSD間でのファイルの転送をピーク・パフォーマンスで行うことにあります。
転送におけるケーブル・インターフェイス
起こりうる典型的な問題の例は以下のとおりです。
- 高速ドライブとUSB 2.0 ポートあるいはハブを介して接続したドライブ間の転送速度は、USB 2.0の速度に制限されます(40MB/秒以下)。
- FastドライブとPCI Express 1.0 1xスロットに差し込んだUSB 3.0カードに接続したドライブ間の転送速度は、最大250MB/秒に制限されます(コマンドおよびエラー訂正オーバーヘッドで最高約200MB/秒)。
- Fastドライブと1.5Gb/秒 SATAコントローラに接続された内蔵ドライブ間の転送速度は、最高150MB/秒に制限されます。
- Fastドライブと3Gb/秒 SATAコントローラに接続された内蔵ドライブ間の転送速度は、最高300MB/秒に制限されます。
- 同じUSB 3.0ルート・ハブ上に接続されている2つのUSB 3.0ドライブは、最高で5Gb/秒の帯域幅が可能です。
Fastドライブをコンピュータのマザーボード(正面USBポートあるいはハブ以外)に取り付けてあるUSB 3.0ポートに直接接続し、SATA 6Gb/秒のマザーボードに接続してあるSSDから転送を行うのに適しています。
転送における古いテクノロジ
先に述べたとおり、PCI Express 1.0、USB 2.0、あるいはSATA 1.5Gb/秒のような古いテクノロジの場合、転送速度を著しく制限することがあります。最高のパフォーマンスを実現するには、最新テクノロジを搭載したシステムをご利用ください。
Windows 8、Mac OS 10.8+、およびUSB 3.0は、UASP(USB-接続SCSIプロトコル)と呼ばれるプロトコルを兼ね備えており、コマンドやエラー訂正オーバーヘッドを最小限に抑え、標準USB 3.0インターフェイスを使って転送可能速度を少し上回るパフォーマンスを実現します。UASを使って最高性能を達成するには、以下が必要になります。
- UAS対応USB 3.0ポート
- UAS対応オペレーティング・システム(Windows 8またはMac OS 10.8)
- UAS対応機器(Backup Plus Fastなど)。