Perspective

18 3月, 2026

Artificial Intelligence

ストレージが再びインフラストラクチャの主役に

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NVIDIA GTCでの焦点:AIは「5層のケーキ」

NVIDIA GTC 2026でのモハメド・エル・バタル (Mohammad El-Batal) の画像。

人工知能に関する論点は、計算能力とモデルから、構成要素、レイヤーケーキ、スタックへと移り変わっており、これらはすべて、長期的なAIインフラストラクチャに不可欠なリソースや仕組みを表しています。

インフラストラクチャへの注目

Seagateの最高商務責任者 (CCO)、B.S.テ (B.S. Teh) が述べたように、「AIとデータ駆動型ワークロードによって、インフラストラクチャに再び注目が集まっています」

その理由について、CCOはこう続けます。「AIはデータを消費するだけでなく、それを増幅するからです」。こうしたデータ量の急増によって、「ビジネス・モデルが大きく変化しています。つまり、データが単なる資産ではなく、インテリジェンス、自動化、競争優位性の基盤になりつつあるのです」

CCOによると、こうした新たなモデルは、次の5つの必須要素で構成されます:データ・ストレージ、計算/メモリ、ネットワーク、インフラストラクチャ、電源/冷却。

AIが報道され始めた頃は、データ・ストレージは、脚注で取り上げられるのがやっとでしたが、生成AIや動画AIの爆発的な普及により、見出しにも登場するようになりました。

特に最新のハードディスク・ドライブは、CIOやITリーダーが抱える「インフラストラクチャをどのように拡張すれば、増え続けるデータを制約ではなく、長期的な資産と考えられるようになるのか?」という、大きな課題の解決につながっています。

「5層のケーキ」を作る

NVIDIAのCEO、ジェンセン・フアン (Jensen Huang) 氏も、別の角度からインフラストラクチャの重要性を強調しています。「AIは、現代社会の基盤となるインフラストラクチャになりつつあります。現実のハードウェア、現実のエネルギー、現実の経済性がAIを動かすことになるのです」

フアン氏は、AIを5つの層からなるケーキやスタックと捉えています。5つとは、アプリケーション、モデル、インフラストラクチャ、チップ、エネルギーであり、これらは相互に関連し合っています。

インフラストラクチャの層にはAIストレージが含まれており、同氏によると、これにより、「世界最大のストレージ市場が形成される」可能性があります。

NVIDIA GTC

「このカンファレンスでは、人工知能という「5層のケーキ」の各層をすべて取り上げます」。NVIDIA GTC 2026の基調講演で、フアン氏はそう述べています。

さらに、データの根本的な価値についても指摘しました。

構造化データは、「あらゆる生命の情報」を収めた「巨大なスプレッドシート」であり、「AIにとって真実のデータ」を意味します。エンタープライズ・コンピューティングにもこれがあてはまるでしょう。

PDFや動画などの非構造化データは、「AIが認識するコンテキスト」を形成するものです。年間数百ゼタバイトのペースで増加しており、世界中にあるデータの大部分を占めています。

AIは、この両方を活用できます。単にトレーニングを受けるだけでなく、ツールの操作、ファイルの読取り、「生産的な作業」さえ行えます。

フアン氏は、こうも述べています。「私たちは、今まさに、プラットフォームの新たな転換期を迎えようとしています。推論技術の転機が訪れたのです」

推論を行うAIとエージェント型AIに必要な構成要素について、Seagateのチーフ・システム・テクノロジスト、モハマド・エル・バタル (Mohamad El-Batal) は、こう付け加えました。「それらで成果を得るには、多層型の永続ストレージ・アーキテクチャが不可欠です」

その層が最も効率的となる機能に応じて役割を割り振ることで、優れたAIスタックが実現します。

コンピューティングとデータ・ストレージの相乗効果が、AI実装の成功をどのように後押しするのかをご覧ください。