Michael Kulich

Products and Solutions

31 3月, 2026

世界バックアップ・デー

世界バックアップ・デー:大切なものをより確実に保護

Michael Kulich

Products and Solutions

ゲーム、家庭用ファイル、クリエイティブな作品、動画向けの実践的なストレージ・アプローチ

LaCieとSeagateのハードディスク・ドライブやSSDが、ヘッドフォンや文房具と一緒に並べられているグリーン調のフラットレイ写真。

 

要点

  • バックアップによって、失われたデータを復元するだけでなく、データの削除も防ぐようにする
  • アクティブなデータ、アーカイブ・データ、保護データを別々に保管する
  • 適切な容量のストレージを導入することで、手間や時間の無駄を減らす

私たちは、旅行に出かける前には、カメラが正常に機能するようにスマートフォンのストレージをクリアし、ゲーム機にもう1つタイトルをインストールしたいときは、不要なデータを削除しています。クラウド・ストレージに支払う料金は毎月増えていますが、それでも窮屈に感じられます。そのため、ファイルはさまざまなデバイスやアカウントに散在しており、バックアップの実行も不定期になっています。結果として、まだ必要なファイルを削除する、また必要になるかもしれない作業データを失う、一度持っていたコンテンツの再ダウンロードに時間を浪費する、といったことが起きています。

このような妥協は誰も望んでいませんが、データの増加の速さにストレージの増加が追いついていないため、やむを得ないのです。

IDCの最新の「Global DataSphere Forecast(グローバル・データ環境予測)」で、アナリストは「世界のデータ環境は拡大を続けている」と指摘しています。このレポートでは、2025年に世界で213.5ゼタバイト (ZB) のデータが生成されたと推計されており、この数字は2029年には527ZBにまで2倍以上増加し、年平均成長率 (CAGR) は約25%になると予測されています。データ量の増加に伴って、その保存と保護の必要性も高まっています。

高解像度の写真や動画、より大容量を必要とするゲーム、大規模なクリエイティブ・プロジェクト、そして常時録画されるビデオなどを思い浮かべてみてください。ユーザーが導入しているストレージ・デバイスは、増加するデータの保存のニーズに追いついていません。そのギャップは、ストレスや妥協、そして望ましくない判断につながっています。

世界バックアップ・デーは、こうした状況を見直す良い機会です。目指すのは、やむを得ない決定を下すことなく、増え続けるデータを管理することです。以下の3つの柱からなる戦略を考えてみましょう。

  1. 大切なファイルを保護する。
  2. 今後のために高速ストレージを確保する。
  3. 長期保存用のライブラリをいつでも利用できるようにする。

この戦略は、さまざまなユースケースに適用できます。変わるのは具体的な戦術だけです。

ゲーム:容量を拡張し、入れ替えを減らす

現在、大手ゲーム・スタジオが開発するゲーム(いわゆるAAAタイトル)は、100GB以上の容量を必要とすることがあります。TechSpotの分析によると、2012年の主要なPCゲームのインストール容量は平均で約11GBでした。GameRantによると、最近のAAAタイトルは100GBを超えることが一般的で、『コール・オブ・デューティ』や『ファイナル・ファンタジーVIIリバース』を含む多くのタイトルは120~160GBに達しています。さらに、ゲームのキャプチャやクリップを加えると、メイン・ドライブは容量不足に陥ってしまいます。ストレージ容量はあっという間に埋まってしまい、削除と再ダウンロードを繰り返す面倒なサイクルが発生します。

その解決策は、容量を増やすことです。SeagateのポータブルGame DriveやGame Drive Hubを使用すれば、ゲーム・ライブラリ全体をインストールしたままで、キャプチャしたデータを別に保存できるため、メインSSDをゲームプレイ用に確保できます。ストレージの管理に費やす時間を減らし、プレイする時間を増やすことができるのです。

白いXbox Series Sコンソールが、黒いSeagate Game Drive Hub for Xboxの隣に置かれており、緑色のアクセント照明が光っている。

NAS:長期的に安定したホーム・ベースを構築する

自宅に何世代にもわたる家族写真や、何年分もの確定申告書類、大学時代から集めてきたメディア・ライブラリがある場合、ファイルは、モバイル・デバイスやクラウド・アカウント、埃をかぶったUSBメモリなどに散在しています。重複するデータは増え続け、必要な物がなくなり、クラウドの月額料金はどんどん高くなっていきます。

ネットワーク・アタッチド・ストレージ (NAS) アプライアンスを導入すると、一度の投資で自宅のネットワークにストレージ容量と管理性を確保し、階層型ストレージ戦略を実現できます。

  • 利用頻度が高く複数のデバイスで共有するファイルへの日常的なアクセス性と制御性を確保
  • 長期ライブラリに長年蓄積してきたコンテンツを保管
  • 保護用バックアップに誤って削除したときに備えて冗長コピーを保持

IronWolf® およびIronWolf Pro NASドライブは、1台あたり最大32TBという幅広い容量に対応しており、あらゆるユースケースをサポートします。より少ないドライブ台数でより多くのデータを保存でき、アップグレードの頻度を減らせるため、複雑さを低減しながらコストの予測性を維持することができます。必要に応じた容量の増設や保護方式の変更も可能で、IronWolf Health Managementによる予防的な監視が実施されるほか、3年間のRescue Data Recovery Services(データ復旧サービス)が付属しているため、安心してご利用いただけます。

IronWolf Proドライブが机の中央に置かれ、その周囲にNASシステム、パソコンのモニター、キーボードが置かれている。

クリエイティブ・プロフェッショナル:オリジナルを保護し、プロジェクトを円滑に進める

たった1つの4K動画プロジェクトでも、1回のエクスポートを行う前に数百ギガバイトもの素材が生成されます。バージョン、レンダー、成果物が増えるたびに、データが積み上がります。数ヶ月後にクライアントから再編集の依頼が入ったり、コンテンツが新しいキャンペーンで再利用されたり、思いがけないタイミングでライセンス契約の話が持ち上がったりすることもあります。

最終的な成果物は最優先で保護するべきですが、再編集を可能にするのは、ソース・ファイル、プロジェクト・アセット、および中間のレンダーです。最終版になる前のアセットをワークステーションに取り込んだ瞬間から保護することで、納期遅れ、収益の損失、多額の費用がかかる再撮影といったリスクを軽減できます。

3層構成のストレージ・アプローチは、クリエイティブな作業に適しています。

  • 日常的にアクセスが必要な進行中のプロジェクトは、LaCie Rugged® USB-CLaCie Rugged Miniのような高速で持ち運びやすいストレージに保存することで、編集やレビュー、システム間の移動を簡単に行えます。
  • 日常的に使用されなくなったプロジェクトは、LaCie d2™ Professional2big RAIDなどの大容量デスクトップ・ストレージに移行し、信頼性の高い長期保存ライブラリを構築します。
  • オリジナルのソース・ファイルは、専用のバックアップとして別の場所に保管しておくことで、万一の事故や紛失が起きても、数ヶ月分の作業が失われるリスクを防止できます。

これら3つの層によって、作業の中断を減らし、リスクを最小限に抑えながら、利用しやすいアーカイブを構築できます。

写真編集環境に、LaCie 2big RAID、d2 Professional、デスクトップ・モニター、カメラ、ノートパソコン、キーボードが配置されている。

映像システム:現実に対応する保存計画を立てる

セキュリティ、運用、コンプライアンスのための映像システムは、24時間体制でデータを生成しています。カメラ1台でも1日あたり数ギガバイトが記録されますが、ほとんどの環境では複数台のカメラが稼働しています。対象範囲を拡大したり、解像度を高めたりすると、必要なストレージ量はすぐに膨れ上がります。

問題は静かにやってきます。保存期間は「とりあえず」短くなり、ストレージ管理に時間がかかるようになり、ライブラリは欠落、不具合、人的ミスに直面してリスクが高まっていきます。

専用に設計された製品を用いて、階層構造を構築しましょう。

  • アクティブな録画SkyHawk™ AIドライブに保存します。SkyHawkは、連続書き込み型のビデオ・ワークロードとAIを活用した分析処理向けに最適化されています。最大64台のHDカメラと32のAIストリームに対応しており、ImagePerfect AIによりフレーム落ちゼロを実現します。最大32TBの容量により、コンパクトなフォーム・ファクタで数ヶ月分の映像データを保存できます。
  • 保持する映像データは、システム内またはNAS内の追加の大容量SkyHawkストレージに保存します。保存期間や将来のデータ増加予測に合わせて、適切な容量を確保します。
  • 保護用コピーを別に保管することで、映像データを将来にわたって確実に保存できます。

各階層はデータの増加に応じて個別に拡張できるため、データの保存期間が予測しやすく、運用もシンプルです。

SkyHawkドライブが、デスクトップ・コンピュータ画面とキーボードの隣にあるビデオ・レコーダー・システムに設置されている。

一目でわかるアクション項目

現状 最初にすべきこと 選択肢
いつもゲーム機やPCの空き容量を確保するために削除を繰り返している ゲーム・ライブラリを外付けドライブにバックアップする Seagateのゲーミング・ドライブ
デバイスやクラウド・アカウントにファイルが散らばっている 長期保存用に信頼できる1つのホーム・ベースを決める Seagate IronWolf NASドライブ
コンテンツの作成中に高速ストレージの容量が一杯になる 進行中のプロジェクトとアーカイブを分ける クリエイティブ・プロフェッショナル向けLaCieドライブ
増え続ける映像データをなんとか保持している 楽観的な見積りではなく、実際の成長を見据えてストレージを計画する Seagate SkyHawk映像および分析用ドライブ

次のデータ用の空きを作るために、大切なものを削除する必要はありません。世界バックアップ・デーは、自分の成長に合わせて続けられる習慣を(再)構築するのに最適な機会です。

ご自身のニーズに最適なバックアップ・ソリューションを見つけてください。

Michael Kulich

製品マーケティング担当シニア・マネージャー、Seagateストレージ・ソリューション