Christina Bassani

Products and Solutions

03 3月, 2026

イノベーション

データの増加とともに拡張するMozaic

Christina Bassani

Products and Solutions

暗い背景の中央に白い文字で「mozaic」と記され、色とりどりの粒子の塊が渦巻き状に円形を成している

 

記事のポイント

  • ディスクあたり4TB以上の記録密度により、フォーム・ファクタを変更することなく容量を増やすことができます
  • 最大44TBの第2世代HAMRハードディスク・ドライブが、AIの拡張に向けハイパースケーラー認定を取得しました
  • ディスクあたりのTB数が増えるほど、ラックあたりの容量が増加し、電力効率と冷却効率が向上します

データは世界中で増大し続けており、その多くがアクセス可能な状態で無期限に保存される必要があります。

データ・センターの構築と運用を担当するチームは、設置面積を拡大することなく容量を増強するという難題に直面しています。ストレージの拡張は現在、インフラストラクチャ計画の中心に位置づけられています。これはAIワークロードの増加に伴い、保持、取得が必要なデータ量が増大していることが背景にあります。

SeagateのMozaicプラットフォームは、画期的な技術革新でこの時代の要請に応えます。第2世代HAMRテクノロジーにより記録精度が向上し、ディスクあたりの記録密度を4TBを超える水準に押し上げています。

次世代サスペンション・アーキテクチャと強化されたシステムオンチップにより実現したMozaicは、極小のビットを確実に読み書きするために必要な処理能力を実現しています。その結果、精度が飛躍的に向上し、AIの成長とともに増大するデータに対してより大きな容量、効率性、価値を提供します。

ディスクあたり4TBを超える容量と最大44TBの認定容量を備えたMozaicにより、スペースの制約がある中でもデータ・センターのストレージ拡張が可能になります。厳しい物理的制約のもと、大規模かつ長期的に機能するストレージとして設計されたMozaicベースのハードディスク・ドライブは、熱補助型磁気記録 (HAMR) テクノロジーを世界中のハイパースケーラーに広めています。

ハードディスク・ドライブの光る湾曲したプラッタが映し出された暗い背景の上に、「最大44TBの認定容量」というテキストが記されている。

ハイパースケールにより認定、運用

Mozaicは製造量の拡大とともに、段階的に密度目標を達成してきました。段階ごとにディスクとドライブあたりの保存データ量が増加しますが、既存のデータ・センターのアーキテクチャを変更する必要はありません。

この最新のディスクあたり4TB超に拡大した容量でもフォーム・ファクタは変わらず、確立された導入モデルをご利用いただけます。密度が高くなっても、Mozaicベースのドライブは厳格な認定要件と厳しい拡張サイクルを満たし続け、増大するデータ量に伴う事業者の拡張を支援しています。

Mozaicの4TBを超えるプラットフォームは、SeagateがHAMRベースのストレージで業界をリードするとともに、ディスクあたり10TBへのロードマップに沿って歩みを進めていることを示しています。Mozaicは導入段階へと移行しており、最新のMozaicドライブ(最大44TB)はハイパースケール本番環境における認定を取得し、大量出荷されています。

ストレージ・チームにとって、これは実用的なインパクトをもたらします。容量の拡大はこれまでどおり、機器の更新サイクルや段階的な拡張の流れに沿って進めることができますが、Mozaicによる高密度化によって、最先端のデータ・センターですでに導入されている運用パターンを変えることなく、既存のレイアウトのままでラックあたりの容量を底上げできるためです。

ハードディスク・ドライブの分解図。分離したカバー、プラッタ、アクチュエータ・アーム、ベースが、色付きの粒子効果と共に示されている。

設置面積を変えずに高密度化

高密度化を実現するには、あらゆる階層で精密さが求められます。Mozaicハードディスク・ドライブは、ナノフォトニクス、量子物理学、材料科学の進歩を統合した製品です。原子レベルのエンジニアリングとエクサバイト規模の製造プロセスを通じて、設計、統合、試験が行われています。

すべてのMozaic 4+ハードディスク・ドライブには、Seagateが独自に設計、製造したレーザー技術が採用されています。これは、HAMRテクノロジーに欠かせないコンポーネント向けに、ナノフォトニック工学分野に長年投資してきた成果です。

Seagateは自社でレーザーを生産することで、フォトニクスでの重要な革新を直接コントロールできるようになっています。このことは生産性、信頼性、サプライチェーンのレジリエンスの向上につながっています。垂直統合は認定プロセスの期間短縮にも寄与するほか、製造経済性を予測可能にします。

モデル化された1エクサバイト規模の運用環境にMozaicを導入した場合、標準的な30TBドライブと比較して、インフラストラクチャ効率が約47%向上します。これにより、必要なデータ・センターの設置面積を約100平方フィート、年間エネルギー消費量を約80万キロワット時削減できます。AIの規模において、密度の漸進的な向上は、経済性および持続可能性に関する測定可能な利点を直接もたらします。

データ・センターの計画担当者やストレージ設計者にとってこれらの利点は、ラックあたりの容量増加、拡張目標の達成に必要なシステム数の削減、保存データ単位あたりの電力効率と冷却効率の継続的な向上に直結します。

MozaicとPMRディスク、ドライブ、データ・センターの指標を比較した表。中央の図表には47%の向上が示されている。

Mozaicの規模、効率性、認定プロセスへの俊敏な対応により、容量に制約のある環境でもエクサバイト規模の容量の提供が可能となります。これにより、将来の変化にも耐えるアーキテクチャと、AIへの投資に対するリターンを実現します。

持続的な成長に向けた計画

クラウド、エンタープライズ、AIドリブンな環境で、大容量ストレージへの需要は引き続き高まっています。組織は、データ・センターがスペース、電力、時間の制約に直面しているにもかかわらず、より長期間、より多くのデータをアクセス可能な状態で保存する必要があります。

Mozaicが進化することで、既存の主要な運用環境を維持したまま継続的な拡張が可能になります。確立された計画サイクルやインフラ設計に沿った、スムーズな容量拡大が実現します。

MozaicはSeagateの大容量ストレージ向け主力プラットフォームです。Mozaicの成功は、次世代の大容量ドライブの安定供給、技術の垂直統合、お客様との迅速な共同計画を実現するSeagateの総合力の証しです。

Mozaic高密度エンタープライズ・ストレージ Mozaic高密度エンタープライズ・ストレージ
既存のデータ・センター・アーキテクチャはそのままに、予測可能かつ高密度なストレージの拡張をMozaicが実現する方法について説明します。

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Data Creation Cloud Data Center Innovation
Headshot of Christina Bassani - Director, Cloud Product Marketing
Christina Bassani

Christina Bassani leads Seagate’s global Cloud Product Marketing team, connecting technical and commercial strategy to customer value and enterprise alignment.